9月1日漁解禁。魚介類の選び方を教えます！

　4カ月間の黄渤海の伏季休漁期（一年で最も暑い時期である「三伏」中の休漁期間）を経て、9月1日12時ついに天津での漁が解禁されました！この時期は、種類も豊富な上、新鮮でおいしい海鮮をたくさん食べる絶好のチャンス。一番手間もかけずにおいしく食べられる様、お店に行くのが一番ですが、新型コロナウイルスの影響で管理も厳しくなっているのでなかなか難しいですね。そんな時はおうちで海鮮料理を楽しみましょう！おうちで食べるとより落ち着いて食べられ、お金の節約にもなるはず。でも数多くの種類の中からどのように選べばいいのでしょうか？

　今回は、一番シンプルな魚介類の選び方をご紹介します。

魚介類の選び方

螃蟹(カニ)

カニは海蟹（海ガニ）と河蟹（川ガニ）に分けられます。河蟹は、南方では“大闸蟹（日本では「上海ガニ」の名前で知られている）”とも呼ばれています。

中国の北方に位置する天津では、肉質が柔らかく、甘くておいしい海蟹がおススメです。

#1

オスとメスを見分ける

オスは三角形、メスは半円に近い形のお腹をしています。

#2

甲羅を見る

甲羅の色は茶色か紫色で、模様がはっきりしている光沢の良い固いものを選びましょう。

#3

鮮度を見る

蟹を裏返してみて、すぐに自力で元に戻ることがでたら活きが良く、新鮮。元に戻ることができなかったら活きが悪くなっている証拠です。

#4

重量感を見る

同じくらいの大きさなら、ずっしりと重量感があるものを選びましょう。重量感があるものほど身がしっかり詰まっています。

皮皮虾（シャコ）

#1

オスとメスを見分ける

メスのシャコの腹部は頭頸部に近い位置に3本の乳白色の横縞があります。光にかざすと、背中の中央あたりに子持ちシャコに見られる特徴であるはっきりとした線が見えます。オスは全体的に同色になっています。

#2

シャコみその位置

シャコのみそは中央の線あたりにあります。みそのあるメスのしっぽの真ん中あたりは白くなっています。

#3

重量感、腹びれ、頭部を見る

●同じくらいの大きさなら、ずっしりと重量感があるもの選びましょう。

●頭部は固ければ固いほど良い！

●腹びれは白いものほど新鮮な証拠。

●水中で泳ぐ速度が速いほど、新鮮です。

虾（エビ）

#1

色身を見る

殻が固く、光沢のあるものを選びましょう。

#2

鮮度をみる

水中の海老は、網ですくいあげようとした時に動きが速いものほど活きがあり、新鮮です。また海老が気泡を出すのは、正常に呼吸をしている証です。

扇貝（ホタテ貝）

#1

オス、メスを見分ける

生殖層(三日月型をしている部分)が白黄色のものがオス、橙赤色のものがメス。

 漁師はとオスとメスの違いのイメージを「オスのホタテは豚の赤身のようで、メスのホタテは脂身のようだ」と例えます。

#2

鮮度を見る

新鮮なホタテは水中で、上下の貝殻を一体にして動きます。水中以外では、殻を手で叩いてみた時に、殻をすぐに閉じれば活きているのが確認できます。

#3

外観をみる

殻の色が統一されていて、光沢のある均一の大きさのホタテを選びましょう。

蛤蜊（アサリやハマグリ）

#1

光沢を見る

光沢があり、ハマグリは比較的白みを、アサリは黒みを帯びているものを選びましょう。

#2

死んでる？生きてる？判断方法

半開きのものが生きているとは限りません。水中で開いているアサリは死んでしばらく経ってしまっています。図のように水管を少し出しており、触るとすぐに縮めるものは生きていて、新鮮な証拠。

買ってきたら、鮮度を保つためにしばらく塩水につけておきましょう。

食べ方

海鮮蒸し時間

	海鮮名	蒸し時間
1	牡蠣	3分（サイズが大きいものは30秒追加）
2	ホタテ貝	3分（サイズが大きいものは30秒追加）
3	シャコ	7～8分
4	かに	10分
5	シジミ	3～5分

注意:

◉蒸し時間※全て沸騰後の目安時間です

◉カニは腹部を上にして蒸す。

つけダレ

酢、醤油、海鮮醤（海鮮ダレ）、しょうがを入れて混ぜましょう。お好みで麻油やトウガラシ、わさびを加えるとさらにおいしく仕上がります。

●　END　●

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文/編集 by 蘭庭編集部

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